iPhoneの「ヘルスケア」で家族を見守るには?ヘルスケアの共有とHachiの比較

親や離れて暮らす家族について、

  • 元気に過ごしているかな
  • 体調に変化はないかな
  • 最近ちゃんと歩いているかな

と気になることはありませんか?

電話やメッセージで確認する方法もありますが、毎日「元気?」と聞くのは、お互いに少し負担になることも。そんなときに活用できるのが、iPhoneの「ヘルスケア」アプリの共有機能です。

1.iPhoneの「ヘルスケア」は家族の健康データを共有できる

ヘルスケアの共有とは?

iPhoneの「ヘルスケア」は、自分の健康データを家族などに共有できる機能です。歩数や活動量など、会話だけではわからない日々の生活の変化や体調を知る手がかりにもなります。

▼ヘルスケアの共有方法はこちらをご覧ください
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph5ede58c3d/ios

どんなデータを共有できる?

たとえば、iPhoneを持って生活している場合は

  • 歩数
  • 歩行・ランニング距離
  • 睡眠時間

ヘルスケアへのデータ入力をしている場合は

  • 血圧・体温・血糖値
  • 服薬情報 
  • 頭痛、腹痛、発熱、咳、だるさなどの症状

なども共有可能です。

「健康状態を見てもらいたいけれど、すべてのデータを見せるのはちょっと……」という場合には、共有する項目を選べるのがポイントです。

2.Apple Watchがあると、さらにわかることが増える

iPhoneだけでも上記のような基本的な健康データを記録できますが、Apple Watchを組み合わせることで、より詳細な日常のさまざまなデータを記録できます。

  • 心拍数など心臓に関わるデータ
  • 睡眠時間のより正確な計測
  • 呼吸数
  • 血中酸素ウェルネス
  • 手首皮膚温

これは一部に過ぎませんが、このような詳細なデータを、Apple Watchを身に着けているだけで自動計測されるのはとても便利ですね!

iPhoneだけでなくApple Watchも使っている家族なら、このようにより多くの情報を共有できるので、離れていても様子がわかり、安心の一つになると思います。

3.「トレンド」が便利!「変化」に気づける

また、健康データは1日だけの数字を見るよりも、継続して見ることで変化に気づきやすくなります。

たとえば、

  • 以前より歩数が少なくなっている
  • 最近眠れていないようだ
  • 心拍数が低くなってきている

などがわかります。

ヘルスケアの「トレンド」を確認すれば、こうした長期的な変化を把握しやすいというメリットがあります。「今日どうだった?」ではなく「最近どう変わった?」がわかる。これが、ヘルスケアの「トレンド機能」です。

4.ヘルスケアの共有データの更新頻度は?

ヘルスケアは便利ですが、データの同期タイミングが決まっているわけではありません。そのため、共有しているからといって、いつでも最新の状態を確認できるとは限らないのです。

つまり、ヘルスケアの共有は、「記録された健康データを確認する」ことが得意な機能と言えます。

一方で、家族の毎日の様子を、できるだけ新しいデータで継続的に見守りたい場合には、別の方法もあります。

5.Hachi[ハチ]なら、定期的な更新頻度のデータで家族の様子を見守れる

ここまでご紹介したヘルスケアの共有は、記録された健康データを家族と共有できる便利な機能です。一方で、「できるだけ新しいデータを定期的に確認したい」「離れて暮らす家族の毎日の様子を見守りたい」という場合には、Hachi[ハチ]というサービスもあります。

Hachi[ハチ]は、Apple Watchを装着したご家族の健康状態や日々の様子を、離れた場所から見守るためのサービスです。

Hachi3

Apple Watchを装着した人の
日々の様子や健康を
さりげなく見守るサービスです

更新頻度は「1分・5分・10分」から選択

Hachi[ハチ]では、Apple Watchから取得するデータの更新頻度を、1分・5分・10分から選択できます。

更新頻度を高く設定すれば、よりこまめに最新の情報を確認できます。ただし、更新頻度が高いほどApple Watchのバッテリー消費も早くなるため、実際に使いながら、家族の生活スタイルに合った更新頻度を見つけるのがおすすめです。

※Hachi[ハチ]では、Apple Watchで記録された最新の情報を、設定した更新タイミングに合わせて送信します。心拍数などの計測タイミングは、Apple Watch側の仕様によって異なります。

家族がiPhoneからいつでも確認できる

離れて暮らす家族は、Hachi[ハチ]のiPhoneアプリから、Apple Watchで取得した情報を確認できます。

確認できる主な情報は、以下のとおりです。

  • 心拍数
  • 心拍変動
  • 歩数
  • 血中酸素ウェルネス
  • 位置情報・移動経路
  • Apple Watchの充電情報

「今日はちゃんと活動しているかな?」と気になったときに、離れた場所から家族の様子を確認できるのが特徴です。

いつもと違う状態にも気づきやすい通知機能

Hachi[ハチ]では、あらかじめ設定した条件に応じて通知を受け取ることもできます。

たとえば、低心拍・高心拍の通知を設定しておけば、設定した数値を下回った・上回った場合に通知を受け取ることができます。

通知方法は、アプリ通知とメール通知の2種類。さらに、毎日9時と18時には、その時点での最新情報をメールでお知らせしてくれます。こまめにアプリを開いて確認しなくても、定期的に家族の状態を確認できるのは、見守る側にとって嬉しいポイントです。

位置情報・「外出した」「帰宅した」・移動経路がわかる

位置情報の共有は、ON・OFFを選択できます。

位置情報をONにして住所を設定すると、家族が外出したときや帰宅したときに知らせてくれる「おでかけ通知」も利用できます。さらに、過去24時間の移動経路をマップ上で確認することもできます。

このようにHachi[ハチ]は健康状態だけでなく、

「今日は病院へ行ったみたい」
「もう帰宅したんだな」

といった、日々の生活の様子を知るきっかけにもなります。

いざというときはSOS発信も

Hachiでは、Apple Watchのアプリ画面を5秒間長押しすることでSOSを発信できます。

電話をかけたりスマートフォンを操作したりすることが難しい状況でも、Apple WatchからSOSを発信できる仕組みです。

また、いざというときに慌てないためにも、定期的にSOS発信の操作をテストしておくのがおすすめです。「いざというときのための機能」は、普段から一度使ってみることも大切です。

6.Hachi[ハチ]を使う前に知っておきたいこと

便利なHachiですが、利用するためにはいくつか知っておきたいポイントがあります。

Apple WatchとiPhoneの両方が必要

Hachiを利用するには、Apple WatchとiPhoneのセットが必要です。また、Apple Watch側ではHachiのアプリを起動しておく必要があります。

Apple Watchを充電するときも、Hachiのアプリを起動したままにしておくことができますが、Apple Watchの充電が切れたり、電源を切ったりした場合には、再度アプリを起動する必要があります。

Apple Watchの文字盤にHachiのアイコンを設定しておくと、思い出しやすく、いざというときにも起動しやすいのでおすすめです。

Apple Watchの充電も大切

定期的にデータを取得するため、Apple Watchの充電状態にも気を配る必要があります。

一日の中で、たとえば

  • 起床時~外出前
  • 夜の食事~入浴時間

など、生活の中で充電する時間を決めておくと、充電を切らさずに使いやすくなります。

また、睡眠中の様子も記録したい場合は、Apple Watchを装着して就寝することもポイントです。家族の生活リズムに合わせて、無理なく充電する習慣を作っておきましょう。

7.ヘルスケアとHachi、目的に合わせて使い分ける

 

iPhone「ヘルスケア」

【家族用】Hachi[ハチ]

主な目的

健康データの記録・確認

日常生活の見守り

データ

健康に関するさまざまなデータ

心拍数・心拍変動・歩数・血中酸素ウェルネス・位置情報・移動経路・SOS発信・受信など 

確認

記録されたデータを確認

1分・5分・10分ごとの情報更新、9時・18時のお知らせメール、アプリ通知・メールなど 

iPhoneの「ヘルスケア」は、「トレンド機能」も活用しながら日々の健康データを記録・確認するのに便利です。一方、Hachiは、離れて暮らす家族の様子を継続的に確認する「見守り」に向いています。

「健康データをゆるく見守れれば十分」なのか、「離れて暮らす家族の今の様子まで見守りたい」のか――。どのくらいの見守りが必要なのかを考えながら、自分たちに合った方法を選んでみてくださいね。 

もちろん、ヘルスケアの共有とHachiを両方使うという手もあります(笑)。

「見守る」と「見張る」は違う

家族のことが心配になると、「今、何をしているかな」「ちゃんと大丈夫かな」と、つい細かく気になってしまうことがあります。

でも、「見守る」と「見張る」は少し違います。

大切なのは、家族の行動を細かく確認することではなく、普段の様子を気にかけ、何かあったときに気づけること。

見守る側も、見守られる側も、無理なく安心できる距離感で。

「大丈夫かな」と思ったときに、そっと気にかけられる。
そんな見守り方が、家族にとって心地よいのかもしれません。

Hachi3

Apple Watchを装着した人の
日々の様子や健康を
さりげなく見守るサービスです

元救急救命士・金野さんのワンポイント

健康データは、診断するためではなく「いつもとの違い」に気づくきっかけとして活用しましょう。

歩数や睡眠時間などの変化があったからといって、それだけで体調不良と判断できるわけではありません。ただ、「最近いつもと違うな」と気づくことが、家族に声をかけるきっかけになることがあります。

データだけで判断せず、本人の様子や会話なども合わせて見守ることが大切です。

執筆:Golden Field編集部
監修:金野 利哉(Golden Field株式会社 代表取締役/元救急救命士・防災士)

金野 利哉

Golden Field株式会社 代表取締役。 岩手県一関市出身。元救急救命士・防災士。 JICA海外協力隊としてフィリピンにて活動。